大学病院という「最後の砦」に守られながら、絶対安静の日々。
※本記事はプロモーションを含みます。
少し羊水が濁っていると言われた、決して万全とはいえないお腹の中。
それでも、時折ポコポコと力強くお腹を蹴ってくれる我が子の生命力を信じ、祈るように過ごしていました。
窓の外の景色すら自由に見られない、大学病院での安静の日々。 手の届く範囲にしか自分の世界がない中で、私の心をそっと解きほぐしてくれたのは、一輪の花の彩りでした。
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※本記事は個人の体験談です。サービスの利用については、ご自身の体調や状況に合わせてご検討ください。
「せめてあともう少し、お腹にいてほしい」
けれど、その願いは非情な現実によって打ち砕かれました。転院からわずか3日目のことでした。
1. 25週3日、突然の破水と陣痛
出血は落ち着いていたものの、今度は突然の「破水」が私を襲いました。
追いかけるように始まる陣痛。徐々に、、けれど確実に増していく痛み。事態は一気に、引き返せない局面へと加速していきました。
この時、お腹の子はまだ25週と3日。
もはや、あの子を体内へ留めておくことは不可能でした。陣痛とともに再び出血も始まり、幾度となく経験した「意識が遠のく感覚」が私を包み込んでいきました。
2. 逆子の壁を越えた、一つ目の奇跡
超低出生体重児で、しかも逆子。
この条件での出産は極めてリスクが高く、当時は帝王切開で取り上げることができる医師が限られていたそうです。
しかし、ここで信じられないような奇跡が起きました。
後から聞いた話ですが、その数少ない熟練の医師が、たまたまその時、大学病院の近くに来ていたというのです。
もしその偶然がなければ、母子ともに助かっていなかったかもしれません。運命の糸が、ギリギリのところで繋がりました。
3. 輸血不能の危機。二つ目の奇跡
さらなる不運が重なりました。妊娠を機に私の体には「不規則抗体」ができていたのです。
これは、通常の血液では輸血が不可能な状態を意味します。大量出血を伴う帝王切開において、それは死を意味するほど致命的なことでした。
しかし、ここでも再び奇跡に恵まれます。
偶然にも、私の抗体に対応できる特殊な血液を確保することができたのです。
血液が間に合わなければ、私たちは手術台の上で命を落としていたでしょう。(この不規則抗体の詳細は、また次回詳しくお話しします)
4. 手術台の上。目の前に広がる「圧倒的な光景」
いよいよ緊急手術が始まります。
手術台の上でうっすらと意識を取り戻したとき、私の目に飛び込んできたのは、忘れられないほど衝撃的な光景でした。
「……えっ?」
目の前には、研修医と思われる方々がずらりと並んでいました。さすがは大学病院、その人数は圧倒的。自分の格好がどうなっているのか、いつからそこにいたのか……。
そんなことを気にする気力すらありませんでしたが、その異様な光景の中、私の意識は麻酔とともに深い眠りへと落ちていきました。
【この記事のまとめ】
医師との巡り合わせ、そして絶体絶命の危機を救った血液の確保。
今振り返っても、どれか一つが欠けていたら今の私たちはいない……そう思わずにはいられない、重なり合ったいくつもの奇跡に守られ、私は手術室へと運ばれました。
過酷な運命の中でも、見えない糸が私たち親子を繋ぎ止めてくれていたのだと感じます。
もし今、予期せぬ事態に直面して「もうダメかもしれない」と絶望の中にいる方がいたら、どうか信じてください。命の現場には、理屈では説明できない不思議な力が働く瞬間が、きっとあります。
医師との巡り合わせ、血液の確保。
重なり合ったいくつもの奇跡に守られ、私は手術室へと運ばれました。
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超未熟児【第6話】「不規則抗体」の壁。通常の輸血ができない絶体絶命の危機を救った奇跡
※あくまで個人の体験であり、医療的なアドバイスではありません。診断や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。