smallhappiness_9388’s diary

介護福祉士・調理師が綴る、乳がん手術からの再建と愛犬との日常。実体験に基づいた「生きるヒント」を発信中。

乳がん体験談【第7話】運命の告知日。「ご家族はご一緒ですか?」その一言ですべてを悟った

先日の針生検から約3週間。初診の日からは、1ヶ月と3週間が経過していました。

 

ようやく、あの日取り出した組織の正体が判明する日がやってきたのです。

 

※本記事はプロモーションを含みます。

 

右乳房の「吸引式乳房組織生検」と、脇リンパの「コア針生検」。

 

この結果次第で、私のこれからの人生が大きく変わる。診察時間が近づくにつれ、心臓の鼓動は早まり、どうしても落ち着かない時間を過ごしていました。

 

1. 期待が一瞬で崩れた、診察室の一言

 

「やっと、この長い待ち時間から解放される」

どこかで「良性であってほしい」と強く願いながら診察室のドアを開けました。しかし、医師の第一声で、私の淡い期待は音を立てて崩れ去りました。

 

「今日は、ご家族の方はご一緒ですか?」

 

その瞬間、(あ、終わった。良い結果ではないんだ)とすべてを悟りました。前回の検査時には、家族の同伴なんて一言も言われていなかったからです。

 

案の定、医師の口から告げられたのは、残酷なまでに短い言葉でした。

乳がんでした。」

 

2. 「全摘」の宣告と、家族への想い

 

頭がぼうっとして、医師の話が遠くの方で鳴っているような感覚でした。

乳がん」という四文字が、ズシリと心にのしかかります。

医師の説明によると、幸いかなりの初期段階(早期発見)であり、現時点では抗がん剤治療は避けられる可能性が高いとのこと。

しかし、広範囲に広がっているため、手術は「全摘」になると告げられました。

 

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乳がんでした」

その言葉を聞いた瞬間、私の心はどこか遠い場所へ置き去りにされたようでした。

 

誰かに相談したい。でも、家族やパートナーには心配をかけたくない。

 

長い付き合いの彼にさえ「別れ」を意識してしまうほど、告知後の心は孤独で、脆いものです。

 

病院では聞ききれない、家族には言いきれない、あなたの「いま」の気持ち。

 

誰にも気を遣わず、家から一歩も出ずに吐き出せる場所があることを、どうか忘れないでください。

そんな時、あなたの複雑な感情をそのまま受け止めてくれるプロの存在が、支えになるかもしれません。

 

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3. 「自分だけではダメですか?」と言った理由

 

次はMRIとCT検査。その結果説明の日取りを決める際、医師から「次回は必ずご家族も同伴してください」と強く言われました。

 

みんな仕事をしているし、自分のためにわざわざ休みを取ってもらうのは申し訳ない。

「自分だけではダメですか?」と尋ねましたが、医師からはあっさりと拒否されました。

 

「いつでも日取りは合わせますから。家族同伴がルールです」

 

その言葉に、事の重大さを改めて突きつけられた気がしました。

 

4. 彼への連絡。そして「別れ」の覚悟

 

病院の帰り道、15年以上お付き合いをしている彼に連絡をしました。

実は、もし「乳がん」だと診断されたら、彼とは別れなければいけない……と自分の中で決めていたのです。

 

長い付き合いだからこそ、これ以上迷惑をかけたくない。

それに、胸を失ってしまう自分を、彼に受け入れてもらうなんて無理だと思っていました。

 

しかし、電話越しに彼はこう言ってくれました。

「それは、あなたが決めることではないよ」

状況が変わっても、今までと変わらない関係を選んでくれた彼。

その言葉はとてもありがたく、同時にどうしようもないやるせなさが込み上げる、複雑な感情の夜となりました。

 

【この記事のまとめ】

 

医師の「ご家族はご一緒ですか?」という問いかけから始まった、あの日。

 

乳がん」という言葉、そして「全摘」という宣告は、それまでの平穏な日常を容赦なく奪い去っていきました。

 

けれど、絶望の中で彼がかけてくれた「それは、あなたが決めることではないよ」という言葉。

その優しさに救われながらも、女性として胸を失う恐怖や、家族への申し訳なさが消えることはありませんでした。

 

人生が一変してしまったけれど、それでも明日はやってくる。

今はまだ前を向けなくても、まずはこの現実

 

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乳がん体験談【第8話】確定診断後の精密検査。そして「全摘」の先にある「再建術」への葛藤

※あくまで個人の体験であり、医療的なアドバイスではありません。診断や治療については、必ず専門の医療機関にご相談ください。