smallhappiness_9388’s diary

介護福祉士・調理師が綴る、乳がん手術からの再建と愛犬との日常。実体験に基づいた「生きるヒント」を発信中。

乳がん体験談【第9話-①】精密検査の結果。転移の有無と、私が下した「一次再建」という大きな決断

乳腺外科の初診から2ヶ月半。

 

先日受けたX線MRI検査の結果と、今後の治療方針を決める日がやってきました。

 

※本記事はプロモーションを含みます。

 

医師からは「今日までに、どの術式で行くか決めてきてください」と言われていました。

 

初期段階とはいえ、広範囲に広がっていた私のがん。乳房温存は叶わず、右胸の「全摘」は避けられない現実となっていました。

 

1. 悩みに悩んだ「再建術」への答え

 

最初は余裕がなく、ただ「悪いところを取るだけ(全摘術)」でいいと思っていました。

 

しかし、時間が経つにつれて「再建」という選択肢が頭をもたげ始めました。

病院から渡されたパンフレット。ネットには情報が溢れていますが、私にはその一冊の冊子が一番の安心感を与えてくれました。

 

検討した結果、私は「一次再建(同時再建)」に踏み切ることを決めました。

 

インプラント(人工乳房)は体への負担は少ないけれど、体温が感じられないことや、将来の劣化による再手術への不安が拭えず、候補から外しました。

 

2. リスクを背負い「お腹の組織」での再建へ

 

再建には「お腹の組織」と「背中の組織」を使う方法がありました。

 

回復が早そうな背中とも迷いましたが、私はあえて、さらにリスクの高い「お腹の組織」を使う術式を選びました。

 

「またお腹に傷が増えるんだな……」

自分の体に増えていく傷跡を思い、少しだけ胸が痛みましたが、これが私の選んだ「前へ進むための道」でした。

 

3. 娘の付き添いと、母としての後悔

 

この日は「家族同伴必須」だったため、娘に仕事を休んでもらって一緒に来てもらいました。

私と性格がよく似ている娘。

振り返れば、彼女たちが幼い頃の私は働き詰めで、母親らしいことなんて何もできていませんでした。生活費を稼ぐことだけに必死で、学校の授業参観なども肩身の狭い思いをさせてしまった。

「あの時は、本当にごめんね」

 

 

今、ようやく子供たちとゆっくり向き合える時間ができたのに、あちこち体に支障が出ている自分。

皮肉なものですね。こんな運命に巻き込み、この子の未来に影を落としてしまうかもしれない。娘に対して申し訳ない気持ちで胸がいっぱいなのに、隣にいてくれるその存在が、崩れ落ちそうな私の意識をかろうじてこの場所に繋ぎ止めてくれていました。

4. 検査結果。転移なし、けれど新たな不安

 

精密検査の結果、幸いなことに他の臓器への転移はありませんでした。

しかし、医師から衝撃の言葉が。

「左の胸も、少し気になるところがあります」

……絶望的でした。

 

とりあえずエコーで診てもらい、今すぐどうこうというわけではないけれど、今後も定期的な検診が必要だと。

 

他にも、これまで体を労ってこなかったツケなのか、小さな異変がいくつか見つかりました。

 

ただただ、無の感情。

 

これまでの自分を責めるような、重い空気が診察室に漂っていました。

 

【この記事のまとめ】

 

精密検査の結果は、転移がないという大きな安堵と、逆側の胸にも不安が残るという、光と影が入り混じったようなものでした。

 

自分の体なのに、どこか自分のものではないような、コントロールできない怖さ。

診察室で漂っていた「無」の空気の中で、私が下した「一次再建」という決断は、単に胸の形を整えるためだけのものではありません。それは、病にすべてを奪われるのではなく、これからも「一人の女性」として生きていくための、私なりの静かな、けれど強い意志の表明でもありました。

 

これまで、家族のため、生活のためと自分を後回しにして走り続けてきた日々。そのツケが今、体に現れているのかもしれないと思うと、やるせない気持ちにもなります。けれど、相手を変えることはできなくても、自分をどう保ち、どう愛していくかは、今日この瞬間から自分で決めることができるはずです。

 

過去の自分を責めるのは、もう終わりにしようと思います。今日まで頑張って耐えてくれた体に感謝し、これから始まる治療を乗り越えるために、まずは心を穏やかに整えることから始めていきたい。

15年続く関係の中で学んだ「自分をどう保つか」という答え。今、その真価が問われているのかもしれません。

 

 【自分をいたわる、小さな贈りもの】

張り詰めた糸が切れてしまいそうな毎日の中で、私はふと気づいたことがあります。

心を折らずに前を向くためには、強い意志だけでなく、「自分をいたわる時間」が必要なのだと。

 

白い壁に囲まれた診察室や、無機質な病院の廊下。

そんな景色の中に身を置いていると、つい自分の心までカサカサに乾いていくような感覚になります。

 

だからこそ、せめて自分の部屋にだけは、季節の彩りを添えてあげたい。

好きな色のお花を飾り、その香りをふっと吸い込む。ただそれだけのことが、尖っていた心を丸く包み込み、「私はまだ、大丈夫」と思わせてくれるお守りになります。

 

誰のためでもなく、自分のために花を飾ること。

それは、どんな状況にあっても自分をあきらめず、大切に扱うための、一番身近で優しい習慣です。

 

毎日頑張っている自分へのエールとして。

あなたも、日常に小さなしあわせを届けてみませんか。

 

 [PR] 心にゆとりを、自分に彩りを|HitoHana(ひとはな)お花の定期便

 

送料無料でお届け♪ HitoHanaのお花の定期便

※今なら初回限定で、お花を飾るのが楽しみになる「花瓶」のプレゼントも。

 

※本記事は個人の体験談です。サービスの利用については、ご自身の体調や状況に合わせてご検討ください。

次回の記事へ >

乳がん体験談【第9話-②】他の臓器にも異変が?父を亡くした直後の告知と、逃れられない「がん家系」の宿命