smallhappiness_9388’s diary

介護福祉士・調理師が綴る、乳がん手術からの再建と愛犬との日常。実体験に基づいた「生きるヒント」を発信中。

【特別編:鼻の手術】乳がん告知の裏で起きたもう一つの悲劇。顔面の激痛と「難病の疑い」、そして悶絶の手術体験

※この記事は、乳がん告知直後の精密検査(副腎などの影が見つかった時期)と並行して起きた、もう一つの闘病記録です。

 

 [前回の記事:乳がん精密検査の裏側で。未知の臓器「副腎」の異常と向き合った日々はこちら]

 

乳がんの精密検査が進み、副腎の影に怯えていたあの頃。実は私の体は、もう一つの限界を迎えていました。

 

※本記事はプロモーションを含みます。

 

それは、これまでの人生で受けた手術の中でもトップクラスの激痛を伴うことになった、「鼻の手術」の記録です。

 

1. 異変の始まり:耳鳴りと顔面を襲う激痛

 

異変が起きたのは、39度を超えるひどい風邪を引いた10日後でした。

 

大人になってから「気管支喘息」を患っていた私は、一度風邪を引くと致命的です。

かつて風邪薬の副作用で激しい喘息発作を起こし、「救急車レベル」と言われて以来、常に強い薬が手放せない体になっていました。

 

風邪がようやく治りかけた夜、右耳にだけ響く奇妙な耳鳴りが始まりました。

 

「いつか治るだろう」と楽観視していましたが、数日後、恐ろしい症状が私を襲います。

とにかく、顔面が痛い。

 

痛みは次第に強まり、やがて頭痛へと変わり、まぶたと頬が水膨れのように腫れ上がりました。

「ただ事ではない」と確信し、地元で名医と評判の耳鼻咽喉科へ駆け込みました。

 

2. 「難病指定」という言葉に凍りつく

 

診察室で先生が私の鼻の中を見た瞬間、驚きの声を上げました。

「状態が非常に悪い。すぐに点滴をしましょう」

 

蓄膿症(副鼻腔炎)だろうと思っていた私に、先生はさらに追い打ちをかけるような言葉を口にしました。

 

「これは、難病指定にできるかもしれない」

 

難病。その響きに頭が真っ白になりました。

ヒカキンさんも公表していた「好酸球副鼻腔炎」という指定難病の疑いがあるというのです。

鼻の中にポリープ(鼻茸)が多発し、嗅覚を失うこともある病気。私はすぐに組織を採取し、病理検査に回されることになりました。

 

乳がんだけでも精一杯なのに、難病まで?」

重なる不運に、自分の免疫力の衰えを呪わずにはいられませんでした。

 

3. 悶絶の1時間。知らずに挑んだ「激痛手術」

 

2週間後、検査の結果は幸いにも「難病ではない」とのこと。ホッとしたのも束の間、酷い炎症を治すためには手術が不可欠でした。

 

受けた手術は、鼻内内視鏡手術、鼻内篩骨洞手術、鼻内上顎洞開放術の3つ。

 

「鼻の手術なんて、そんなに痛くないだろう」

そう高を括っていた自分を、1時間後の私は激しく後悔することになります。

 

手術が始まってしばらくした頃、鈍い違和感が「耐えがたい激痛」へと変わりました。

歯医者で神経に触れるようなあの痛みが、顔面全体に響き渡ります。

 

「痛い!痛い!!」

 

思わず何度も叫んでしまいました。

 

「目のそばの骨を削っていますよ」という先生の声と、骨が削れる不快な振動。

 

恐怖と痛みで、大の大人が小学生のように泣きべそをかいていました。

後で知ったことですが、鼻の手術は数ある手術の中でもトップクラスに痛みが強いことで有名だそうです。

 

4. 手術を終えて:終わらない不安

 

ようやく終わった1時間の地獄。

 

しかし、術後の先生の表情は晴れませんでした。

「取った組織の状態が、あまり良くない。見たことがない嫌な感じがするから、もう一度詳しく病理検査に出します」

 

やっと終わったと思ったのに、また「検査」と「絶望感」。

 

乳がん、副腎、そして鼻。

あちこちの科で「良くない」「嫌な感じがする」と言われ続ける毎日に、私の心はボロボロでした。

 

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鼻の手術の激痛、そして乳がんという消えない不安。

 

病院の白い天井ばかりを見つめて、消毒液の匂いに包まれる毎日を過ごしていると、あたしの心までガサガサに乾いていくような気がしました。

 

そんな時、ふと自宅に届いた季節の花。

 

ただそこにあるだけで、部屋の空気がふんわりと柔らかくなって、沈んでいた気持ちが少しだけ上を向くのを感じたんです。

 

「今は、自分の心に栄養をあげる時期なんだ」

通院や治療で自分のことを後回しにしがちな今だからこそ。誰のためでもなく、自分のために花を飾る。そんな小さくて優しい贅沢が、明日へ向かう力をくれる気がしています。

 

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※本記事は個人の体験談です。サービスの利用については、ご自身の体調や状況に合わせてご検討ください。

 

【この記事のまとめ】

「知らずに受けたのが正解だったのかもしれない」

鼻の手術の激痛を振り返るたびに、そう思います。もし事前に知っていたら、私は恐怖で逃げ出していたでしょう。

 

乳がんの治療を控えた時期に重なった、この鼻の手術。

 

当時は「なぜ今なの?」と神様を恨みましたが、今思えば、手術の激痛を乗り越えた経験が、その後の過酷な乳がん治療に立ち向かうための「心の筋肉」を作ってくれたのかもしれません。

 

検査結果が出るまで悪いものでないことを祈りましょう、と言ってくれた先生や看護師さんの優しさに救われながら、私は一歩ずつ、手術台から日常へと戻っていきました。

 

私の体、本当によく頑張った。

そう自分を褒めてあげられるようになるまで、あともう少しです。

 

次回は、大学病院での再検査と、そこで突きつけられた「手術は半年先」という衝撃の事実についてお話しします。

 

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乳がん体験談【第10話】大学病院への転院と「手術は半年先」という衝撃の事実。私が下した賭け