smallhappiness_9388’s diary

介護福祉士・調理師が綴る、乳がん手術からの再建と愛犬との日常。実体験に基づいた「生きるヒント」を発信中。

超未熟児【最終話】 命の勲章を胸に。520gから始まった軌跡と、子供たちが教えてくれたこと

1. 月に一度の通院と、小さな太ももに打ち続けた「命の守り神」

 

壮絶な出産から、気づけば1年が経過していました。

 

※本記事はプロモーションを含みます。

 

退院後も、私たちの闘いが終わったわけではありません。

 

 

本来ならお腹の中で母親から受け取るはずだった「免疫」を持たずに生まれた我が子を守るため、月に一度の定期検診が始まりました。

 

そこで待ち受けていたのは、RSウイルス感染症などを防ぐための特別な注射。

当時の価格で1本約16万円。それを両太ももに1本ずつ、計2本。一度の通院で30万円を超える医療費がかかっていました。

 

NICUの3,000万円という莫大な費用に加え、この高額な注射代。これらすべてを国や地域の皆様が支えてくださったおかげで、私たちは経済的な不安に押し潰されることなく、ただひたすらに我が子の命と向き合うことができました。

 

往復4時間以上かけて通い続けたあの病院。命を繋ぎ止めてくれた恩人たちから、ようやく「卒業」を告げられた日の空の色を、今でも鮮明に覚えています。

 

2. 宣告を跳ね除けた「奇跡」と「勲章」

 

「失明するだろう」と言われていた左目。実際には弱視という形で視力は残りましたが、光を、そして私たちの顔を、あの子は確かに見ることができています。

 

そして、「90%の確率で重い障害が残る」という脳への懸念。

不安で夜も眠れなかったあの日々が嘘のように、あの子は奇跡的にどこにも障害を残すことなく、すくすくと成長してくれました。

 

もちろん、すべてが消え去ったわけではありません。生まれてから数ヶ月間、ミルクを流し込むために口元を通っていた管の跡。そして、小さな胸に刻まれた心臓の手術痕。

成長したあの子の肌に残るその傷跡を見るたび、私は胸が締め付けられます。

 

けれどそれは、あの子が生きていくために、その小さな命を振り絞って今日へと繋いできた「立派な勲章」です。誰に恥じることもない、強い命の証なのだと、母として誇りに思います。

 

3. 家族の形が変わっても、消えない「懺悔」と「愛」

 

月日は流れ、あの子はもう自分の足でしっかりと道を歩んでいます。

 

当時、一番甘えたい時期に母親と離れて過ごさなければならなかった上の子たちも、今では立派な社会人となりました。末っ子が3歳の時、私は離婚し、シングルマザーの道を選びました。

 

必死に生きる中で、子供たちには母親らしいことを十分にしてあげられなかった。寂しい思いばかりさせてしまった。そんな後悔だけが、今も私の心に深く残っています。

 

その心の傷は、どんなに時間が経っても完全に埋まることはありません。

 

私の心の中には、いつも子供たちへの懺悔(ざんげ)の気持ちが刻まれています。

 

けれど、そんな私を救ってくれたのもまた、子供たちでした。

 

「3人を一人で育てていく」と決めた私を、一度も責めることなく、優しく見守ってくれた子供たちの強い心。

 

母親である私の方が、子供たちの純粋な強さや、命の重みと尊さに、何度も、何度も救われてきました。

 

【今日まで走り続けてきたあなたへ、心の安らぎを】

 

振り返れば、一息つく暇もないほど必死な毎日でした。

自分のことはいつも後回し。そんな私たちが、ふと我に返り、自分を労わってあげられる時間はとても貴重です。

 

お部屋に届く季節の一輪の花。

 

その可憐な姿を見るだけで、張り詰めていた心がゆっくりと解けていくのを感じます。

 

暮らしに少しの「彩り」を足すことは、頑張ってきた自分への、小さな、けれど大切なご褒美です。

 

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4. 未来へ。すべてを幸せに変えていく力

 

母親として、至らないことは山ほどありました。

けれど、あの子たちが授けてくれた「命の重み」を知っているからこそ、私は今日まで歩んでくることができました。

 

「今まで辛い思いをした分、これからはたくさん、たくさん幸せになってほしい」

 

それが、今の私のたった一つの願いです。

 

多くの方々に支えられ、いくつもの奇跡を重ねて繋がったこの命。

 

どんな困難があっても、あなたたちなら大丈夫。

その強い心があれば、どんな壁も越えていける。

 

母はこれからも、あなたたちの後ろ姿を、溢れるほどの愛と祈りで見守り続けていきます。

 

【まとめ:最終回に寄せて】

 

520gという、消えてしまいそうなほど小さな命から始まったこの物語。

 

絶望、無力感、恐怖、そして奇跡。

 

このブログを通して伝えたかったのは、命の強さと、社会の温かさ、そして家族という絆の深さです。

 

あの日、暗闇の中で泣いていた私に、「大丈夫だよ」と言ってあげたい。

 

そして今、もし同じような境遇で暗闇の中にいるお母さんがいたら、伝えたいのです。

 

「あなたは一人じゃない」と。

 

多くの手に支えられ、命は繋がっていきます。

 

今感じているその苦しみも、いつか必ず、かけがえのない愛おしさへと変わる日が来ます。

 

我が子が教えてくれた「生きる力」が、今度は誰かの勇気になりますように。

 

この物語が、あなたの心を少しでも温かく照らす光になれば幸いです。

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

 

※本記事は個人の体験談です。サービスの利用については、ご自身の体調や状況に合わせてご検討ください。