15時間に及ぶ大手術から、8日が経過しました。
あんなに苦しめられた夜の痛みも、ようやく落ち着きを見せ始め、少しずつですが深い眠りにつけるようになってきました。
※本記事はプロモーションを含みます。
起き上がる瞬間の痛みや、身体の自由が利かない不自由さは相変わらずですが、心には少しずつ余裕が戻りつつあります。
1. 院内フリーの許可と、小さな冒険
今日は大きな変化がありました。 主治医から「歩行フリー」の許可が出たのです。
これまでは病室内のトイレのみと限られた範囲しか歩けませんでしたが、今日からは院内を自由に動け、一階のコンビニにも自分で行っていいとのこと。
「嬉しい!」気持ちはありましたが、いざ冷静に考えると、病室から一階のコンビニまでの距離はかなりのもの。
今の私の足取りでは、ちょっとした「冒険」になりそうです。焦らず、体調を見ながら一歩ずつ、歩ける距離を伸ばしていこうと思います。
2. 想定外のプチハプニング。左のドレーンとの別れ
午後のこと、予期せぬ小さなハプニングが起きました。
左側に刺さっていたドレーンから、体液が漏れているのを見つけたのです。看護師さんに確認してもらうと、なんと管が体から20cm以上も外に滑り出していました。
一度出てしまった管を再び体内に戻すことは感染症のリスクがあるため、不可能です。
主治医の判断で、そのまま抜いてしまうことになりました。
「痛いのかな……」と身構えましたが、一番深く刺さっていた部分だったこともあり、体内に残っていた部分は短く、気分を害することもなくするりと抜けました。
まだ少し体液が滲んでいたため、ガーゼで保護。これで身体に繋がる管は、右側の2本だけになりました。
3. 「明日、退院していいですよ」突然訪れた吉報
そして術後12日目の朝。私の想像を遥かに超える、衝撃的な出来事が起きました。
朝の診察で、右側に残っていた2本のドレーンも無事に抜けました。これでようやく身軽になれる、と安堵した直後、先生から信じられない一言が飛び出したのです。
「経過がとても順調ですね。明日、退院してもいいですよ」
えっ!?ええええ!?
あまりにも突然の提案に、喜びよりも先に驚きで固まってしまいました。
自分なりにネットや本で調べていた限りでは、この規模の手術だと入院期間は術後2〜3週間が一般的。退院までは早くてもあと1週間、遅ければ2週間はかかるだろうと覚悟していたからです。
先生曰く、手術の内容も術後の経過もこの上なく順調で、傷口も非常に綺麗だとのこと。
最短での手術、そして最短での退院。あの大手術からわずか2週間足らずで家に帰れるなんて、夢にも思っていませんでした。
4. 初めてのシャワー。目に映る傷跡と、未来の形
退院が決まったこの日、術後初めてのシャワーを浴びることができました。
お湯を浴びながら、再建した胸と向き合います。ネットの情報によれば、半年ほどの時間をかけて組織が馴染み、少しずつ丸みを帯びた自然な形になっていくそうです。
目に映る大きな傷跡は、まだ見慣れることができず、ふとした瞬間に心が痛みます。けれど、これは私が生き抜いた証。しっかりと向き合い、大切にしていこうと改めて思いました。
また、これからの再建計画についても明確な目標が見えてきました。
こちらの大学病院では、半年後に太ももの皮膚を移植して乳輪を造り、さらにその半年後に乳首を再建するステップを踏むそうです。
1年がかりの長い道のりになりますが、私は焦らず、この「最終形態」を目指して進んでいきたいと思っています。
5. 新たな日常、自分を「ご機嫌」に保つ生き方
思いがけない早さでの退院に、まだ気持ちが追いついていない自分もいます。けれど、ゴルちゃんが「早くおうちに帰っておいで」と背中を押してくれているのかもしれません。
(愛犬ゴルとの記事掲載予定)
明日からは病院を離れ、新たな治療と日々が始まります。
ときには落ち込み、自分の姿に戸惑うこともあるでしょう。
けれど、そんな時こそ「自分自身のご機嫌」を上手に取りながら、私らしく、心地よく生きられる道を見つけていきたい。
生涯、ガンという病と向き合っていく覚悟はできています。
ゴルが教えてくれた命の尊さを胸に、輝きを胸に、
一生涯、この病と向き合っていく覚悟を決めました。
いま、誰にも言えない不安を、ひとりで抱え込んでいませんか?
人生には、大きな決断や変化が重なり、心が追いつかなくなってしまう瞬間があります。
「無事に終わって良かった」という安堵の裏側で、ふとした時にこみ上げる孤独感や、鏡を見るたびに感じる言いようのない戸惑い。
「家族や周りの人に心配をかけたくない」
「もっと強くならなければいけない」
そうやって心に蓋をして、自分の「きもち」を後回しにしていませんか?
誰かのために頑張るあなただからこそ、自分の心の声を聴いてあげる時間を大切にしてほしい。
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プロのカウンセラーは、あなたのどんな揺らぎも否定せず、静かに耳を傾けてくれます。
言葉にすることで、張り詰めていた心が少しずつ解け、あなたらしく明日を歩むための「ヒント」が見つかるかもしれません。
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【この記事のまとめ】
想定外のスピード退院。最短での生還を果たしました。
傷跡を見つめる切なさはありますが、1年後の「最終形態」に向けて、前を向いて歩き出します。
次回、第19話。
「懐かしい我が家。そして、ゴルがいない現実」。
退院後に突きつけられた喪失感と、それをどう乗り越えようとしたのか、率直な今の想いを綴ります。
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※本記事は個人の体験談です。サービスのご利用については、ご自身の体調や状況に合わせてご検討ください。